夏は牝馬の回収率が高い。冬は牝馬が低い。

いわゆる競馬の格言にあります『夏は牝馬』についてデータを基に解説します。



①データから夏は牝馬、冬は牡馬の傾向



結論から申しますと、『夏は牝馬が強く、牡馬が弱い』『逆に冬は牡馬が強く、牝馬が弱い』傾向があります。

データ

分析期間 2014年1月1日~2018年12月31日

中央競馬 すべてのレースが対象。

データを読み取りやすくするため、単勝オッズ80倍以上の馬を対象に分析とする。

複勝回収率データ一覧

牡馬 牝馬 せん馬
1月 81.20% 73.70% 72.70%
2月 82.20% 73.20% 72.70%
3月 85.40% 72.50% 66.40%
4月 83.60% 71.50% 67.20%
5月 82.10% 74.90% 71.00%
6月 77.10% 85.80% 83.20%
7月 74.60% 86.90% 90.60%
8月 75.80% 83.60% 86.30%
9月 76.60% 84.30% 101.10%
10月 78.80% 74.60% 91.20%
11月 82.50% 70.50% 69.10%
12月 83.00% 76.70% 77.40%

プラス回収率

綺麗に傾向が現れているので、

牡馬は11月から5月に回収率が高く、6月から9月の回収率が低い。
牝馬は6月から9月に回収率が高く、11月から5月の回収率が低い。

このような傾向が読み取れます。

②夏は牝馬、冬は牡馬のような傾向になる理由



夏は牝馬、冬は牡馬のような傾向になる合理的な理由を考察します。

説明がスムーズになるので、冬の牝馬から説明します。

冬から春競馬

牝馬は冬になると、気温の低下により、発情期の時期になる春に備えて体に変化が起きます。牝馬の能力低下が起きる季節はおおよそ11月から5月まで。特に1.2.3月は発情の兆候のフケが出ますので、レースに集中できなくなります。動物の生理的な現象なので、競走能力低下の理由としては明確ですね。

そういえば、あの名牝「ジェンティルドンナ」でさえ「2月の京都記念G2」で1番人気を背負いながら不可解な負けがありましたね。決して鞍上が変更(ムーア→福永)になったからではないですよ。

そういった理由があったのでしょう。

対して牡馬は牝馬が冬に弱くなったおかげで冬場の回収率が高くなります。また、季節以外の要因として、芝のレースよりダートのレースが多く開催されることも要因にあります。

詳しくは芝とダートでの性別による回収率傾向の差で説明します。

ダートレースは牝馬の回収率が極めて低い!!性別による芝ダート適正。

牡馬全体の傾向として牡馬はダートレースに強いので、ダート競走が多く開催される冬により回収率の高い傾向が出るのでしょう。

夏から秋競馬

反対に夏の時期はどうかというと、牝馬より体の大きな傾向にある牡馬は夏バテしやすいようです。馬体重を比べるとわかりやすいでしょうか。

動物界全体を見ても、熱いところに住む動物は小さく、寒いところに住む動物は大きく成長するようですからね。

夏バテした牡馬は競走能力が落ちます。そこに冬から春にかけての発情の時期を終えて、絶好調となった牝馬が走り出します。

また、牝馬全体の傾向として、牝馬は芝レースに強いので、芝競走が多く開催される夏競馬で回収率の高い傾向があるようです。

③回収率を上げる馬券の買い方



1. 夏の牝馬 発情期からは解放されて芝の開催の多い夏に回収率が高くなる。◎
2. 夏の牡馬 体が大きいため夏バテを起こし、回収率が低くなる。×
3. 冬の牝馬 発情期に入る為、体や精神状態が競走に向かなくなる。×
4. 冬の牡馬 牝馬が弱く、ダート開催の多い冬は回収率が高くなる。◎



合理的に説明できました。今後もこの傾向は長く続くでしょう。

ダートレースは牝馬の回収率が極めて低い!!性別による芝ダート適正。

性別によりコース適性の差は確認すると顕著に表れてます。回収率データを基に解説します。

牝馬のダートは走らない

結論河申しますと、『ダートは牡馬が強く、牝馬が弱い』傾向があります。

ダート成績を性別で分けたデータです。

分析期間 2014年1月1日~2018年12月31日

中央競馬 牡馬と牝馬が混合して出走しているすべてのダートレースが対象。

データを読み取りやすくするため、単勝オッズ80倍以上の馬を対象に分析とする。

出走回数 単的中率 単回収率 複的中率 複回収率
牡馬 47,152 9.80% 84.80% 28.40% 82.20%
牝馬 15,053 6.90% 70.50% 22.20% 72.90%
せん馬 2,808 8.00% 85.90% 24.00% 77.80%

プラス回収率・マイナス回収率

単勝回収率、複勝回収率共に80%を大きく下回っています。逆に牡馬は80%超えています。また、出走回数もダートが得意な牡馬の方が牝馬より2倍以上の出走していて、性別全体の傾向がはっきりと出ているデータではないでしょうか。せん馬はもともとは牡馬、去勢されてだんだん牝馬に近い性質になると考えられます。

ダートレースでの牡馬は回収率が高い。
ダートレースでの牝馬は回収率が低い。

競走馬全体の傾向としてはこのようにデータから読み取れます。

芝では牡馬より牝馬の方が儲かる!!

反対に芝レースでは、『牝馬は牡馬と対等に戦える、むしろ牡馬より儲かる』傾向がありあます。

芝コース成績を性別で分けたデータです。

分析期間 2014年1月1日~2018年12月31日

中央競馬 牡馬と牝馬が混合して出走しているすべての芝レースが対象。

データを読み取りやすくするため、単勝オッズ80倍以上の馬を対象に分析とする。

出走回数 勝率 単回収率 複勝率 複回収率
牡馬 43,886 9.70% 78.60% 28.20% 78.30%
牝馬 25,432 8.60% 82.00% 25.70% 80.80%
せん馬 2,576 7.40% 81.10% 22.40% 80.50%

プラス回収率・マイナス回収率

牡馬全体の傾向として、回収率が80%を下回っております。対して牝馬とせん馬は勝率こそ牡馬hに劣っていますが、回収率が80%を超えています。以上のデータから芝コースでは牡馬より牝馬、せん馬が儲かるようです。

ダートの牝馬×になる理由

ダートレース

ダート競走では牡馬◎牝馬×、芝は牝馬(せん馬)◎になる合理的な理由を考察します。

人間もそうだと思いますが、体の大きさから基本的に男性の方が女性より力が強いです。ダートレースでは砂に脚(蹄)が埋まる為、より力を使いながら走ることになります。力の強い牡馬が有利になることは必然です。

また、ダートレースでは前の馬による砂のキックバックが飛んできます。後ろを走っている馬とすれば、顔面に砂を思いっきり投げつけられるようなものなので、牡馬に比べ、より繊細な馬が多い牝馬では、競走意欲がなくなるのでしょう。

芝レース

芝の競走はあまり力を必要とせずにスピードを生かした走りをすることができます。斤量の2kg差により、牡馬と牝馬の性別による競走能力の差がダートレースに比べほとんどありません。対等に戦えます。

それなのに牡馬より牝馬の方が弱いというイメージからか、牝馬の方が過小評価されて回収率が高くなりがちで馬券的妙味が出てきます。

回収率を上げる馬券の買い方

回収率で見比べてみると

ダートレースでは力の強い牡馬の回収率が高くなる。◎
ダートレースでは力のない牝馬は回収率とても低い。大きく割引。×
芝レースでの牝馬は牡馬と互角に戦えるのに、過小評価されている。◎
芝レースの牡馬は普通。▲



芝レースでの穴馬の狙い方には、ダートからの転向馬がオススメ
この記事↓
芝ダート転向で激走 適性コースを試す馬は回収率が高い

芝ダート転向で激走 適性コースを試す馬は回収率が高い

芝からダートへ、ダートから芝に挑戦する馬は回収率が高い。いわゆる芝ダート転向馬を分析します。

この記事で使用する転向の定義は、『前走が芝で今回がダート』または、『前走がダートで今回が芝』であることです。

初芝や初ダート以外も転向の定義に含まれます。

芝転向、ダート転向は高回収率

ダートから芝へ

分析期間 2014年1月1日~2018年12月31日

中央競馬 新馬戦以外のすべての芝レースが対象。

データを読み取りやすくするため、単勝オッズ80倍以上の馬を対象に分析とする。

単勝回収率 ダートから芝に転向 その他
牡馬 105.30% 76.00%
牝馬 105.60% 78.50%
せん馬 66.00% 79.20%


プラス回収率

前走ダートで出走から芝に転向してきた馬を買うだけで回収率100%を超えました!!

とんでもなく有効な競馬予想に使用できるファクターです。



芝からダートへ

単勝回収率 芝からダートに転向 その他
牡馬 93.40% 81.20%
牝馬 67.20% 79.90%
せん馬 93.30% 78.80%

プラス回収率・マイナス回収率

牡馬とせん馬の場合に回収率が高くなるようです。牝馬は逆に回収率の低下がありました。

これは牝馬全体の傾向としてダートが不得意とゆうことの現れです。

性別による芝コース、ダートコースの適正はこちらに記事で書きました。

https://keiba-deta.com/sex-horse-course-conformity/

芝転向・ダート転向により回収率が上がる理由

転向馬の多くは当該条件(芝・ダート)で初めての出走するため、判断ができないため、馬券購入者は敬遠しがち。

成績の振るわない近走不振の競走馬を、厩舎関係者はものは試しで出走させることが多くまた、近走不振の馬は、もともと人気がない。

行き過ぎた過小評価をされるため、結果として回収率が飛躍的に上昇するのではないでしょうか。

ただし勝率が低いデメリットがある

分析期間 2014年1月1日~2018年12月31日

中央競馬 新馬戦以外のすべての芝レースが対象。

データを読み取りやすくするため、単勝オッズ80倍以上の馬を対象に分析とする。

芝転向 その他
出走回数 勝率 単回収率 勝率 単回収率
牡馬 3,468 5.40% 105.70% 16.40% 76.00%
牝馬 2,741 5.60% 108.00% 16.50% 78.50%
せん馬 247 3.20% 64.70% 13.40% 79.20%

高い・低い

転向という単純な条件だけで回収率が100%を超える魔法のような馬券術ですが、実はデメリットがありました。芝に転向した馬の初戦はそうではない馬の勝率の1/3ほどにとどまり、極めて勝率が低くなります。

理由としては、

初めてダート(芝)を走ることにより戸惑う。
当該馬がダート(芝)に適性がない。
成績不振の馬が芝・ダート転向を試すので、単純に競走能力が低い場合がある。



関係者にもわからない意外な馬が走ったりするわけですから、回収率がいくら高くても馬券を購入する側としては、諸刃の剣

しかし回収率が高いので、少額で積極的に狙っていきたいですね。

回収率を上げる馬券の買い方

1. 性別に関係なくダートから芝へ転向する馬の初戦を買うと回収率が極めて高い。◎
2. 芝からダートに転向する牡馬・せん馬の初戦は回収率が高い。〇
3. 牝馬のダート転向は回収率が低い。

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プロフィール

ウッドマン

Author:ウッドマン
競馬ソフト使わないで競馬するなんて丸腰で戦場に行くようなもの

2015/2/21
例の馬券裁判で馬王を知りユーザーになりました。2013年からデフォルト得点を利用していたが、ようやく納得できる馬王4オリジナル得点式が出来上がったので少額でリアルベットを開始。馬王Zはデフォルトに近いものを使用しているので公開しません。

2015/7月
初期資金が2.5倍になり調子に乗る。

2015/11/14
三ヶ月に及ぶ長い長いドローダウンを経験。ピーク時軍資金の70%を溶かす。ロジックを少々手広くした。オリジナル得点式は重賞のみ結果がでている。

2016/05/08
正月休みに調整した馬券ロジックに欠陥があり、また発見が遅れ、軍資金を飛ばす。ブログ更新のやる気も一時は潰えたが、豆馬券で再び。

2016/10/5
ブログ休止中はまじめに競馬に打ち込む。シュミレーションどうり原資回復し安堵。

2017/01/07
得点式を馬王4から馬王Zに完全移行。ついでに単勝系ロジックから複勝系ロジックに。ブログ再開。

2017/4/17
昨年やらかした資金もいつの間にか回復し、初期資金比3.4倍に。

2017/9
秋競馬に入り競馬活動にも熱が入りブログを頻繁更新。年始作成のロジックが衰えず、軍資金も自己最高の7倍を記録。

2017/年末
秋天・JBC・JC・香港・有馬に行き、得意のアナログ競馬でしこたまやられる。ブログのやる気再び失う。

2018/6/14
ぼちぼちブログを更新。税金対策(雑所得)とネタ作りに一口馬主を検討。